ドーバーの白い崖

移動中、ハイドシェックの演奏するフォーレ夜想曲集を聞きながら、
昨日借りた「フェルマーの最終定理」を読む。実にフランス的。
でも、帰りは「春になったら莓を摘みに」を読む。こちらはイギリスが舞台。
そういえば最終定理を証明したアンドリュー・ワイルズもイギリス人だ。


今日は風が強い。

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先週あたりから、仕事中に甜茶を飲み始めている。
春へ向けての準備、花粉症に対する備えとして。

春といえば、3月に人間ドックに行く予定。
毎年誕生月に会社の健康診断があるので、
昨年は年明けからダイエットした結果、
診断の時点はほぼ標準体重になった。
今年はサボってるから結構やばい。
お昼もカップ焼きそばだったし。

今週末は会社の新年会がある。
何となく気が乗らないけど、
サボる理由を考えるのも、
それはそれで面倒だし、
ま、出席しようかな。

泣無涙流

江國香織「号泣する準備はできていた」を読んだ。
三十歳代の女性が性交して泣く話。

そう考えると、前日に読み終えた「西の善き魔女」シリーズは、
十歳代の女の子がキスして微笑むおはなしだったなぁ、と思う。

−−−

その後、私が出掛けている間に配偶者がそれを読んでいたらしく、
「この話で号泣できるの?」と聞いてきた。

そういう問題ではないだろう。
というか、あなたはそもそも本を読んで泣いたりすることがあるのか?

と問いたい気がしたがやめておいた。

それより、あなたの本棚に「結婚後の恋愛」という本が置いてあることの方が、
私には重大なことのように思えるのだけれど。
とも思ったが、それもやめておいた。

平和な週末。

魔女つながり

結局、あの翌日からはちょっと横道にそれて、
西の善き魔女」シリーズを読み始めている。
話によると今春にアニメ化されるらしいので、
絵柄や声に影響される前に読んでおきたくて。

さっくりとして甘い焼き菓子のような読み味。
本の内容を知っている人がもし周りにいたら、
結構恥ずかしいかもしれない、とは思うけど、
文庫版は表紙が普通っぽいので気にせず読む。
昼休みと出張の行き帰りと夜中が読書タイム。

今回借りた6冊を全て読み終わってしまった。
あした図書館に行って続きを借りてこなきゃ。

ひとり梨木香歩フェア

そう、先週あたりから、梨木香歩にはまってしまって、
今日も先ほどまで「からくりからくさ」を読んでいて、
ようやく読み終わったのだけど、頭が冴えてしまって、
すっかり寝られなくなってしまった、というわけです。

書店で平積みされていた「西の魔女が死んだ」が
タイトルが気に入って手に取ったのを皮切りに、
図書館に入っているのを洗いざらい借りる感じで、
「丹生都比売」「りかさん」「からくりからくさ」
普段の自分では考えられないペースです。

まだ手元には「村田エフェンディ滞土録」があり、
いっそのこと今から読んでしまおうか、という勢い。
ま、さすがに止めておこうと思いますが。